柏市では家族葬を望む人が増えています

これまでの葬儀といえば、家族や親戚は当然のこととして、地域の自治会や町内会、会社の上司や同僚なども総出で参列をするのが一般的なありかたであり、特に地域の共同体の結び付きが強い地方においてはその傾向が顕著でした。しかし、最近ではそのような流れにもかなり変化が見えてきているところです。千葉県柏市のような新興住宅地が多いエリアでは、これまでの大人数による葬儀ではなく、あたらしい家族葬の形式によって葬儀を執り行うことを望む人たちが増えつつあり、今後は徐々にでも定着していくことが見込まれています。家族葬は、これまでの葬儀とは違って、家族や親戚、あるいは亡くなった人とかなりの親密度があった友人や知人程度の間柄の人たちだけを読んで行う葬儀の形態です。

葬儀のありかたが変化した背景とは

柏市で家族葬を望む人が増えている背景として、いくつかの理由が考えられますが、やはり一番はその地域性にあるものと考えられます。いわゆる城下町や宿場町など、江戸時代以前から栄えていたような場所では、しきたりには敏感なところがありますが、当地は東京の開発とともに、そのベッドタウンとして隆盛を見たという歴史的な背景があります。したがって、歴史的にはごく新しい街並みであって、そこに住んでいる人たちも、故郷を離れて遠くから仕事のためにこの地を訪れ、やがて定住しはじめたケースが多いとみられます。このようなことから、あたらしい葬儀のありかたを受け入れるだけのハードルが他の地域よりも低く、昔からのしきたりよりも、本人や親族の意向が優先された結果と考えられます。

その人らしさを演出できるメリット

柏市における家族葬ですが、これまでのように形式にとらわれた葬儀よりも、亡くなった人のその人らしさが十分に生かせるというところも、やはり望む人々が多くなった理由として挙げられます。これまでの葬儀は、地域や会社のしがらみのために、読経や焼香などの形式的な流れが重視されており、参列者もそれほど親しくはない人たちまで含まれる特徴があったことから、心から亡くなった人を見送る意図が貫徹できない部分がありました。しかし、家族、親族や友人程度の葬儀であれば、すべて亡くなった人をよく知る人たちですので、たとえば生前に好きだった音楽をかけたり、趣味の成果物を展示したりといった、葬儀のなかで本人らしさを演出することも違和感なく行えます。形式重視ではなく、さまざまな工夫で哀悼の意図を十分に葬儀に反映かることができるメリットは大きいといえます。